○辺野古基地視察報告
24日、日米地位協定研究会で沖縄に視察に行きました。視察の結果、辺野古基地を新設する妥当性に疑問を持ちました。
1つ目の理由は滑走路が短く、大型の軍用機は離陸できず防衛力強化につながるのか。米国側も「最悪のシナリオ」として辺野古基地新設を歓迎していない。2つ目は建設に当初予算(3千億円)の10倍くらいはかかる見込みで継続的な地盤沈下対策を行わなければ沈んでしまう可能性があること。3つ目に地位協定が改訂されておらず、日本国民の生活が脅かされること。4つ目に埋め立てにより、自然破壊が進み希少な生態系が崩れること。
日米地位協定とは:米軍が日本に駐留できるように①基地の使用、②米軍の演習や行動範囲、③経費負担、④米軍関係者の身体の保護、⑤税制・通関上の優遇措置、⑥生活などに関する諸権利を保証する日米間で取り決めている。(山本章子著の日米地位協定より抜粋)
特に、米軍兵士が罪を犯した際の裁判管轄権・捜査権が米国にある点(日米地位協定第18条)や長野県でも起こっている米軍航空機による低空飛行や民間航空機のルートや飛行時間を制限する空域の管制権(日米地位協定第6条)等が課題となっている。